【保育士の1日の仕事内容】子どもたちとの過ごし方と保育のポイントを紹介

保育士は、子供たちが安全かつ快適に過ごせるように、様々な業務に従事しています。

この記事では、保育士の1日の仕事内容を紹介します。

1.子供たちの受け入れ・出迎え(7:00〜9:00)

保育園や幼稚園に到着した子供たちを受け入れ、保護者が迎えに来るまでの間、保育士が面倒を見ます。

受け入れ時には、子供たちと保護者の顔と名前を覚え、顔なじみを作るよう心がけます。

子供の熱を測ったり、保護者に様子を聞きます。

実際に子供を見て、怪我やできものなど前日と違った様子がないかも確認します。

最初は顔と名前を覚えるのが大変〜!
保護者と離れたくなくて、泣いちゃう子もいるよ。

2.子供たちのおむつ交換・トイレ(9:00~9:30)

子供たちの健やかな成長には、食事や睡眠と同じように、衛生管理も欠かせません。

保育士は、子供たちのおむつ交換やトイレのサポートも大切な仕事の一つです。

おむつを使用している乳幼児には、定期的なおむつ交換が必要です。

保育士は、子供たちが快適な環境で過ごせるよう、汚れたおむつの交換や排泄物の処理を行います。

きちんとおしっこが出ているか(水分を取れて排泄できているか)、

うんちの状態は良いか(下痢や色がおかしくないか)、

健康状態を把握し、必要であれば保護者に報告し、子供たちの健やかな成長をサポートします。

トイレトレーニング中の子供たちには、トイレのサポートも必要です。

まずは、自分でズボンやパンツを履く、脱ぐという作業を教えていきます。

同時に、普段はおむつをしていても、おしっこはトイレでするものだよ〜と教えるために

トイレに座らせてみたり、

日頃からトイレに関する絵本を読んでトイレを意識づけていきます。

早い子では、1歳くらいで自分でズボンとパンツを脱ぎ着し、

トイレでおしっこできるようになってきますよ。

保育士はトイレが楽しくなるように、必要な道具や環境を整え、

子供たちが自分でトイレができるようにサポートします。

また、トイレに行けなかった場合や、トラブルが発生した場合には、保育士が適切な対応を行い、

子供たちの心身の健康を守ります。

トイレはかなりの戦場です。

でも、トイレで初めておしっこができた瞬間に出会えるとやりがいを感じるよ!

3.朝のおやつの準備と配膳(9:30~10:00)

0,1,2歳児の保育では朝のおやつがあります。

保育士は、子供たちが栄養バランスの取れたおやつを摂取できるよう、おやつの準備を行います。

例えば、アレルギーの子に対しては、配膳トレーを分けて準備し、おやつの内容を確認するなど

十分に注意して準備します。

また、個々の子供たちに合わせた量や、食べにくい場合は小さくするなど形状に配慮したりします。

そして、子供たちが安心して食事を楽しめるよう、雰囲気作りや食事マナーの指導も行います。

まずは、椅子にはちゃんと座ろうね〜からです(笑)

4.保育(散歩・園庭で遊ぶ・製作・室内運動など)(10:00~11:00)

保育園では、子供たちが屋外で過ごす時間を大切にし、天気が良い日は散歩や園庭での遊びを行います。

保育士は、子供たちが安全に遊べるよう、遊具の点検や場所の確認などを行います。

また、子供たちが遊びながら自然と触れ合えるよう、植物や昆虫を観察したり、

四季の移り変わりを感じたりする機会を提供します。

散歩や園庭での遊びの際には、子供たちの安全管理にも気を配ります。

例えば、子供たちが行き交う道路や交差点では、手をつないで歩くように指導したり、

車や自転車が近くを通る時は、一旦停止して子供の安全を守ります。

遊具を使う際には正しい使い方を教えたりします。

また、怪我や事故が起きないよう、常に周囲を見渡し、危険を予測しながら遊びを監視します。

天気が悪い日などは、室内でリズム遊びをしたり、季節の製作を作るなどして過ごします。

成長するにつれて、十分に体を動かさないと、お昼寝ができなくなってくるので、

午前中の活動はとっても大切です。

また、連絡ノートに今日の子供の様子を書く場合は、この午前中の活動のことを書くと書きやすいので、

〇〇ちゃんは、お砂でケーキを上手に作っているなぁ〜など

子供の様子をしっかり見ていくことが必要です。

怪我には十分注意です。

5.子供たちのおむつ交換・トイレ(11:00~11:30)

午前中の活動が終わり、給食の前に再度トイレタイムです。

おもちゃを片付けたり、

遊びを終えるのがイヤでトイレに行きたがらない子もいますが、

トイレに行って手を洗ってから給食を食べましょうという意識づけをしていきます。

自分のトイレはなかなか行けないのが、結構辛い。

6.給食の準備と配膳(11:30~12:30)

子供のトイレ、手洗いが終わったら、

各自の席に座らせて、エプロンをつけてあげます。(1歳児くらいまでは自分ではつけられません。)

給食の歌を歌い、今日のメニューを確認し、アレルギーの子の確認をします。

その後、子供のコップにお茶を入れ、配膳をします。

好き嫌いが多い子や、食べること自体が苦手でほとんど食べない子もいます。

保育園では、給食の完食を目標とすることが多いですが、

まずは、食材について楽しく話してみたり、

楽しく食事をする環境を作っていきましょう。

子供が残したものは、連絡ノートに書き、保護者にも子供の食事の状況を共有していきます。

子供と一緒に

7.睡眠・休憩の補助(12:30~15:00)

お昼寝は、子供たちの体力を回復させるために必要な休息時間です。

保育士は、子供たちが安心してお昼寝できるように、環境を整え、

落ち着いた雰囲気を作り出すことが大切です。

パジャマに着替える場合は、

2歳児くらいまでは、お着替えの補助が必要です。

2歳児後半になってくると、自分で着替え、脱いだものを畳むこともできるようになっていきます。

子供たちが寝やすいように、保育士がそばについてトントンし、寝かしつけます。

年齢が大きくなり、お昼寝しない子や、

途中で、目が覚めて寝れなくなり、騒いで他の子の睡眠の邪魔になるような場合は

他の場所で絵本を読んでもらうなど対応します。

寝かしつけも、担任の先生じゃなきゃイヤだ〜とか
新人保育士にとってはなかなか大変な時間です。

8.環境整備(子供が寝ている間)

環境整備も、保育士の重要な仕事の一つです。

教室やトイレ、お風呂、キッチンなどの清掃や整理整頓を行い、

子供たちが快適な環境で過ごせるようにします。

コロナ以降は、おもちゃの消毒や机、椅子の消毒など
環境整備もたくさんあります。

9.事務・製作作業(子供が寝ている間)

保育園や幼稚園の運営に関する事務作業も、保育士の仕事の一部です。

書類作成や統計集計、予算管理などを行い、円滑な運営に貢献します。

保護者への連絡ノートも主に子供が寝ている間に記入します。

おむつを交換した時間、おやつを食べたか残したか、給食を食べたか残したか、

今日の子供の様子などを記入します。

また、季節の子供たちの製作活動の準備や

玄関や教室の壁に飾る季節の製作なども作ります。

10.午後のおやつの準備と配膳(15:00~15:30)

お昼寝が終わると、服を着替えて、トイレに行ってから手を洗い、

午後のおやつタイムです。

0〜5歳児まで、午後のおやつがあります。

牛乳が嫌いな子、お煎餅が苦手な子、蒸しパンなどモサモサするものが苦手な子と、

とにかく、食べ物に関しては、食べない子は必ずいます。

そんな時に、ベテラン保育士さんが一言いうだけで、

食べちゃったりすると

自分の力不足にガックリすることもありますが、

それは、新人保育士あるある!

気にしなくても大丈夫です!

11.保育(主に室内活動)(15:30~18:00)

午後からは、0〜2歳までは基本的に室内で過ごすことが多いです。

3歳児以降は、園庭で遊ぶこともあります。

保護者のお迎えの時間までに、おむつを交換したり、トイレを済ませておきます。

保育する子供の数が少なくなってくると、

年齢ごとの教室での保育ではなく、

みんなで同じ教室に集まり、異年齢で遊ぶこともあります。

そういった場合は、大きい子が騒いで小さい子に怪我をさせないように注意が必要です。

12.保護者のお迎え対応(だいたい14:00以降)

お迎えの時には、今日の子供の様子や出来事を伝え、保護者とのコミュニケーションを大切にします。

ご飯を食べない、おむつが取れない、着替えができない・・・など

保護者も育児について悩んでいる方はたくさんいます。

時にはアドバイスや提案をしたりして、保護者との信頼関係を築くことが大切です。

また、保育中に子供が怪我をした場合は、その状況を詳しく話し、丁寧に謝罪します。

保護者対応、難しいけど、誠心誠意で取り組みましょう。

まとめ

保育士は、子供たちの健やかな成長をサポートする大切な役割を担っています。

様々な業務に対応しながら、子供たちと保護者との信頼関係を築き、より良い保育環境を実現するため、

日々努力しています。